「ふぅ…初めての飛行機。案外快適だったな。」
ある程度の貯蓄があったため格安航空を使わなかったのは正解だった。
俺は日頃の疲れを癒すためバカンスの王ハワイへと来ている。
まずは何はともあれ朝食だ。
ふらっと立ち寄ったのはモンサラット通りにある
"Sunny Days"というカフェだ。ここで野菜たっぷりなサンドウィッチを頂くことにした。
普段はかなり混み合っているようだが今日は客があまりいないようだ。
「落ち着いてていい店だな」
僕がそう呟くと聞き慣れた言語が聞こえた。
『ありがとう!けどいつもはもっと繁盛しているのよ?』
彼女の名前はナタリー。祖母が日本人なのでその影響で多少日本語喋れるらしい。
『私も丁度コーヒーブレイクなの。ご一緒しても?』
「もちろんさ!」
ハワイという地に高揚したのか、はたまた彼女の無邪気さにあてられたのか
「もちろんさ」などという今まで一度も言ったことのない了承の返事をしてしまっていた。「もちろん」までならまだしも「さ」って「さ」ってなんやねん…
そんなネガティブな葛藤をしている間にも彼女の無邪気な笑顔はずっとこちらを照らしている。
サンドウィッチセットのコーヒーと彼女のカフェラテを机に置くと初めてその笑顔は俺の顔からカフェラテへと移った。
『あなた出身は?日本のなんていうところからきたの?』
彼女の顔から笑顔以外の表情…困った顔なんかも見てみたいと思い「倉敷市っていうところだよ」と少しイジワルな回答をした。
『Wow…美観地区のあるところじゃない!私あの場所とても好きなの!!』
なんでも彼女はプロのカメラマンになりたいらしく特に祖母のいる日本の風景や街並みをとても気に入っていづれは日本に住みたいそうだ。
そこから日本について質問攻め…気づけば時間は正午を回っていた。
『Ah…ごめんなさい。せっかくの予定を潰しちゃったわ。代わりに私にガイドをやらせて!最っ高のハワイ旅行にしてあげるわ!』
カフェのバイトのシフトが昼までということもあり会計を済ませ2人で店を出た。
『まずはランチね。おすすめのロコモコを紹介するわ」
そう言って連れてこられたのは
"Wolfgang's Stake Howse"という高級ステーキハウスだ。夜はドレスコードも必要な高級店らしいがランチタイムはカジュアルでいいらしい。値段も15ドルでリーズナブルだ。
『お昼も堪能したし少し運動が必要ね!』
続いてのスポットは"クアロア・ランチ"ここは某恐竜映画の撮影場所であり、乗馬や四輪バギー、ワイヤーロープで滑り降りる「ジップ・ライン」など、多様なアクティビティを体験できる場所だ。
『ハワイに来て山だけじゃ帰れないわよね?』
"アラモアナ ビーチパーク"
ハワイのビーチといえば"ワイキキ ビーチ"が有名だがこの"アラモアナ ビーチパーク"は知る人ぞ知るスポットだ。"ワイキキ ビーチ"からさほど遠くはないが人が少なく落ち着いた場所になっている。
『お土産もちゃんとかわないとね』
先ほどの"アラモアナ ビーチパーク"から道路一本先にあるのが"アラモアナセンター"だ。
ハワイ最大級のショッピングモールであり入ってる店舗は約350!!1日中いても満足できるほどの広さだ。
『ねぇ…もう22時よもちろんこの後行くわよね?』
こんな美女に誘われたら行かないわけがない。
なんならハワイに来た目的といっても過言ではない。2人で…いざ……!
"ワイキキ ビーチでのカウントダウン"
12/31には"ワイキキ ビーチ"でカウントダウンパーティーが行われる。
ビーチには特設会場が設けられておりクラブミュージックが流れみなを盛り上げている
『ねぇ!楽しんでる?!』
「あぁ、最っ高だよ!ナタリー」
そして0:00海上から花火が打ち上げられる
"Happy New Year"
俺の2020年はハワイ美女との口づけで幕を開けた。
〜あとがき〜
こんちくわ。りゅーまです。なんとなくハワイ旅行計画書いてたんですけど最後のカウントダウンパーティーとかすげー楽しそうって思いました。けど12月31日とかすげーんだろうなって感じ。年末じゃなくてもいつかハワイに行きたいなって思う俺だ。
夜ご飯書いてないけどステーキとか食べてみたい。
調べてて思ったけどハワイって物価割と高いらしく飯代もまあまあいるらしい。あとチップも忘れずにやで。
続いてはつーちゃんで お題はもちろん年末旅行
頼むやでぇ〜